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多飲多尿 慢性腎不全

秋から冬にかけてのこの時期、よく水を飲む、おしっこをするということで病院にいらっしゃる方が増えてきます。

いわゆる多飲多尿のわんちゃんねこちゃんはもしかしたら病気なのかもしれません。

・糖尿病
・慢性腎不全
・副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
・甲状腺機能亢進症
・子宮蓄膿症
・尿崩症
多飲多尿の子はこのような病気に関係している可能性があります。

ここで、慢性腎不全について紹介させて頂きます。

慢性腎不全とは腎臓の濾過機能が低下してしまう病気で、
腎臓にある血液を濾過して、尿を排出するネフロンと言う組織が少しずつ壊れていきます。

腎臓の機能が低下してくると、老廃物や電解質、ミネラル類を尿中に排泄することが出来なくなります。

さらに水をたくさん飲んでも、おしっこによって失った水分を補うことができず、
脱水を引き起こしてしまいますdown

また腎臓は赤血球を産生するホルモンを作ったり、血圧を調節したりする役割もあるため、
腎臓の疾患が進行してくると貧血や高血圧に陥ったりすることもあります。
さらに尿毒症という状態になると神経症状や発作を起こすこともあります。

すでに記載したものもありますが症状としては
・多飲多尿
・食欲低下
・体重減少
・嘔吐
・脱水
・貧血
・高血圧
・口内炎
・神経症状や発作
などがあります。

慢性腎不全という病気がやっかいなところは
腎臓は一度機能を失ってしまうと元通りにすることができないことです。

そのため、治療に関しては、「残っている腎臓の機能を保つこと」になります。

たとえば、点滴をおこなったりして脱水の改善を図ったり、食餌療法としてタンパク質やリンの少ない食餌へ改善したりします。

腎臓の機能は一度失われると回復しないため、やはり腎臓病もできるだけ早期発見して治療することが大切です。

腎臓病は、尿検査であったり、血液検査で早期発見することが出来ます。

やっぱり日頃の健康チェックなどは大切だと言うことですね。

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